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お知らせ

みらいサーモン陸上養殖事業のサステナビリティローン・フレームワークが格付機関の「最高評価」を取得しました。

本日、フィッシュファームみらい合同会社(以下、FFみらい)は、サーモン陸上養殖事業において、株式会社日本格付研究所(以下、JCR)から、「JCRサステナビリティローン・フレームワーク」における最高評価の「SU1(F)」を取得しました。

FFみらいは、当社と九州電力株式会社、ニチモウ株式会社、株式会社井戸内サーモンファームが共同出資している事業会社で、現在、九州電力株式会社豊前発電所内敷地を活用した「みらいサーモン」の陸上養殖事業に取り組んでいます。

今回、本事業の資金調達フレームワークが、海洋汚染の防止、生物多様性の保全といった環境改善効果に加え、持続可能な食糧供給、地域産業の活性化といった社会的便益をもたらすものであり、出資4社によるFFみらいの意思決定プロセスへの関与等の管理・運営・透明性も含め、各種の原則・ガイドラインの基準を満たしているとして、JCRから最高評価をいただきました。本評価の取得は、FFみらい及び出資4社において初めてとなります。

 また、本日、本件に関連して、FFみらいは、農林中央金庫と、サステナビリティローンによる金銭消費貸借契約を締結いたしました。FFみらいは、本契約で調達した資金を基に、事業の本格実施に向け、陸上養殖設備の建設を進めていきます。

FFみらい及び出資4社は、引き続き、本事業を通じて食糧の安定供給・海洋資源の保全等、社会・環境の両面から、社会課題解決に取り組んでまいります。

 ※環境改善効果・社会的な便益を有するプロジェクトに対する融資であり、社会の持続可能性向上に寄与するもの

                           

これらの取組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における以下の目標に貢献しています。



【サステナビリティローン(資金調達)概要】

借 入 人 フィッシュファームみらい合同会社
貸 付 人 農林中央金庫
実 行 日 2022年3月18日
融資期間 10年
金  額 683.1百万円
資金使途 九州電力㈱豊前発電所敷地内でのサーモン陸上養殖設備の建設費
プロジェクト概要
o所在地: 福岡県豊前市(九州電力 豊前発電所内)
o事業内容: 九州電力 豊前発電所内敷地を活用して陸上養殖場を運営する事業
o年間生産量: 約300t
o工事期間: 2022年2月着工、2022年10月操業予定

図1:陸上養殖場の立地※1

図2:完成イメージ

外部評価 JCR(㈱日本格付研究所)よりサステナビリティローン・フレームワークを対象に下記基準への適合性の評価を受けております。
・グリーンローン原則(2021年版)※2
・ソーシャルローン原則(2021年版)※3
・グリーンローンガイドライン及びサステナビリティ・リンク・ローン ガイドライン(2020年版)※4

  • *本事業に関するお問合せは、特設サイト https://ffmirai.com/ 内お問合せフォームまでお願いします(会社名、部署名、お名前、連絡先は必ず記入ください)。
  • ※1 出典:国土地理院ウェブサイト
  • ※2 グリーンローン商品の開発を促進し、誠実性を維持するため、シンジケートローン市場で活動している主要な金融機関の代表から成る作業部会によって策定された原則
  • ※3 英 Loan Market Association(LMA)、香港に本部を置くアジア太平洋地域業界団体 Asia Pacific Loan Market Association(APLMA)、米 Loan Syndications and Trading Association(LSTA)が、2021 年4月 13 日に発行した社会プロジェクトに使途を限定する融資のガイドライン
  • ※4 2020年3月に環境省が制定したガイドライン
    参考URL: https://www.env.go.jp/press/files/jp/113511.pdf  (pp.48-89)
  • 【参考】JCR サステナビリティローン・フレームワーク評価 (株式会社日本格付研究所)
    https://www.jcr.co.jp/greenfinance/