Thermal Spraying

溶射

高い防錆力と優れた経済性を有した「プライズワイヤー工法」で、
お客様の設備を錆や腐食から守ります

プライズワイヤー工法による溶射




プライズワイヤー工法の特徴

一般的な防錆法と当社工法の比較

比較項目 プライズワイヤー工法 一般的な防錆法(塗装)
海岸部における耐用年数 100年以上 ※1 30年 ※2
皮膜のキズに対する反応 自己修復(犠牲防食効果) キズから発錆
曲げへの追従性 曲げに強い(皮膜が剥離しにくい) 曲げに弱い(皮膜の剥離・亀裂)
環境への影響 VOC発生物質を大幅に低減 重金属やVOC発生物質を使用

  • ※1 福岡県工場試験場で実施した腐食加速試験(複合サイクル試験)の結果から推測した期待耐用年数であり、実際の耐用年数を保証したものではございません。
  • ※2 日本橋梁建築協会「海岸部における塗り替え」より引用しています。


つまり




  • ○ プラズワイヤー工法は電気式溶射の一種で、アルミニウム(95%)とマグネシウム(5%)の合金線を線材に用いてプラズマで溶射し、金属皮膜を形成する工法です。
  • ○ プラズマ溶射機で同線材を用いての溶射は、九州電力が開発した世界で初めての工法です。(平成22年4月30日 特許取得)


高い経済性

初期の施工コストは、従来防錆法(塗装)の1.5倍程度(※)ですが、長期間に渡ってメンテナンスが不要なため、図のとおり30年後では、従来防錆法の約80%、60年後では約50% 90年後では約40%となり、ライフサイクルのコストを大幅に抑えることができます。

  • ※ 日本橋梁建築協会「海岸部における塗り替え」より引用。
    5.000㎡以上の表面積で、新設時に工場内で施工する場合の例。
    (施工対象物の形状、表面積、施工条件によって変わります)

効果的な適用先


適用先 適用事例
橋梁・高架道路 鋼桁、橋脚、床板、壁高欄、支承、添接板、照明ポール、表示板
海岸・海上設備 灯台、ブイ、揚陸クレーン、桟橋
建物  門扉、フェンス、非常階段、広告塔、給水タンク、配管設備
大型プラント 備蓄タンク、重油タンク、ローリー、船舶、配管設備
送配電設備 鉄塔、鉄柱金具、配電盤、トランス
火力・原子力発電所 配管、煙道、架台、煙突、スクリーン、燃料タンク、風力発電タワー
水力発電所 送水管、水門ゲート

※その他の溶射工法(ガス溶射、コールドスプレー溶射等)の技術も保有しています。

事業・技術